
出張や旅行の際、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む機会が多いビジネスパーソンにとって、「バッテリーの発火・膨張リスク」は常につきまとう不安の種です。
国土交通省の安全規定により、発火の危険性があるモバイルバッテリーは航空機への預け入れ(受託手荷物)が全面的に禁止されており、必ず客室内に持ち込むことが義務付けられています(※注1)。
貨物室での発火という重大事故を防ぐための措置ですが、実際にカバンの中でバッテリーが異常発熱してしまった場合は緊急着陸を余儀なくされるなど大きなリスクを伴います。
そんな従来のリチウムイオン電池の常識を覆すのが、次世代電池技術として期待される「全固体電池」を搭載したモバイルバッテリーです。
BigblueTech株式会社から業界初クラスとなる全固体モバイルバッテリー(PFシリーズ)がついに発売されました。
本記事では、公的機関のデータや弊社独自に第三者機関にて実験した試験結果に基づき、全固体電池の実力(安全性・寿命)を徹底比較します。
結論から言えば、多少コストを掛けても「安全・安心」を買うべき時代が到来している筆者は考えます。
※注1:国土交通省「モバイルバッテリーを機内持込みする場合の基準の変更について」
目次
- 1. 「全固体電池」とは?従来のリチウムイオンとの決定的な違い
- 2. 【山善独自検証】第三者機関にて本当に液体含有量が1%未満かどうか試験しました
- 3. 買う前に知っておくべき全固体電池の「弱点」と「本音レビュー」
- 4. あなたの用途に最適な全固体電池モバイルバッテリーはどれ?
- 5. まとめ
1. 「全固体電池」とは?従来のリチウムイオンとの決定的な違い
①液体を1%未満に抑えた「発火リスク低」の仕組み

現在広く普及しているリチウムイオン電池は、イオンの移動の通り道となる「電解質」に可燃性の有機溶媒(液体)を使用しています。そのため、強い衝撃や内部ショートが起きると、連鎖的に異常発熱する「熱暴走」を引き起こすリスクがありました。
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)の報告によると、2020年から2024年までの5年間に報告された「リチウムイオン電池搭載製品」の事故1,860件のうち、実に約85%(1,587件)が火災事故につながっています(※注2)。
これに対し、全固体電池はこの電解質を「固体材料」に完全に置き換えた構造を持っています。電池内に液体成分を持たない(もしくは1%未満に抑えられている)ため、根本的な安全性が向上しています。
熱に強く可燃性の液体を含まないため、NITEが警告するような熱暴走や液漏れ、内部短絡による発火のリスクが極めて低いのが最大の特徴です。
※注2:独立行政法人 製品評価技術基盤機構 NITE「Vol.481 7月22日号『リチウムイオン電池搭載製品の事故』」
②-20℃〜55℃の過酷な環境でも安定稼働

液体を使用していないメリットは、安全性だけにとどまりません。
従来の一般的なモバイルバッテリーの動作温度範囲は0℃〜40℃前後。
しかし、全固体電池は、液体のように低温で凍結したり、高温で分解したりすることがないため、広い動作温度範囲を誇ります。
2. 【山善独自検証】第三者機関にて本当に液体含有量が1%未満かどうか試験しました

いくらメーカーが「全固体(液体1%未満)」と主張していても、外側から見ただけでは本当の安全性はわかりません。そこで、私たち山善は読者の皆様に確かな安心をお届けするため、第三者機関に依頼し 、独自の解体・分析検証を実施しました。
検証には、実際に市場に流通しているBigBlueTech製のバッテリー(10,000mAhモデル)を使用しています。
① X線CTによる非破壊検査
バッテリー内部の構造を破壊せずに3Dで可視化する「X線CT(X CT)」検査を実施しました 。これにより、内部の電極の積層状態や、異常な液だまりがないかを立体的に確認しています。
② 解体および目視観察
実際にバッテリーの外装を解体し、内部の目視観察を行いました。
検証の結果、従来のリチウムイオン電池のように可燃性の液体(有機溶媒)が満たされている様子は見られませんでした。この厳密な物理検証により、メーカーが公称する「液体含有量1%未満」という次世代レベルの安全性は、客観的なデータとしてもしっかりと裏付けられています。
3. 買う前に知っておくべき全固体電池の「弱点」と「本音レビュー」
①ノートPCの充電には少し不向き

BigblueTechのPFシリーズは、現時点では「USB Power Delivery (PD) 20W」という急速充電規格に対応しています。
スマホやタブレットの充電には十分すぎる出力ですが、一般的に30W〜100W程度を要するノートパソコンの充電には適していません。
PC用の大容量電源を探しているビジネスパーソンは注意が必要です。
②初期コストの高さと「備蓄用」としてのメリット

初期コストはかかりますが、それ以上のメリットが「自己放電率の低さ」です。
従来品が月間約3〜5%減少するのに対し、全固体電池は月間1%未満に抑えられます。
東京消防庁が公開している「地震に対する10の備え」では、災害時に備えて「スマートフォンの予備バッテリー(PSEマーク付)など、必要な電源を確保しておくこと」が強く推奨されています(※注3)。
しかし、いざ災害が起きた時に「自然放電して残量がゼロだった」では意味がありません。自己放電率が極めて低い全固体電池モバイルバッテリーは、防災備蓄の要件を最も完璧に満たすデバイスだといえます。
※注3:東京消防庁「地震に対する10の備え」
4. あなたの用途に最適な全固体電池モバイルバッテリーはどれ?
BigblueTechの全固体モバイルバッテリー(PFシリーズ)は、容量別に3モデルが展開されています。使い方に応じて最適なモデルをご紹介します。
① 出張や旅行で「荷物とケーブルをなるべく減らしたい」方へ

▶︎ 推奨モデル:PF8(容量8,000mAh)
- 重量・サイズ: 約170g、名刺サイズのコンパクト設計
- 特徴: MagSafe等に対応するマグネット式ワイヤレス充電(最大15W)機能を搭載。ケーブル充電と併用で2台同時充電が可能。
【筆者評価】 国土交通省の規定では160Wh以下のバッテリーのみ機内持ち込みが可能ですが、PF8(約29.6Wh相当)は規定を問題なくクリアしています。移動中の機内や新幹線で、ケーブルの煩わしさから解放されたい方に最適です。スマホの背面にピタッとくっつけるだけで充電できる身軽さと安全性・軽量性を両立したモデルです。
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全固体電池 モバイルバッテリー 8000mAh PF8
② 複数デバイス持ちや「家族の防災備蓄」を重視する方へ

▶︎ 推奨モデル:PF10 / PF20(容量10,000mAh / 20,000mAh)
- 重量・サイズ: PF10(約230g) / PF20(約390g)
- 特徴: 本体背面にUSB-Cケーブルを2本内蔵。最大4台の同時充電が可能。
【筆者評価】「家族のスマホやイヤホンなど複数デバイスを持ち歩く」という方にはこちらがおすすめです。自己放電率1%未満の特性を活かし、「普段使い+いざという時の家族の防災備蓄用バッテリー」として一家に一台備えておくべきモデルです。
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全固体電池 モバイルバッテリー 10000mAh/20000mAh PF10/PF20
5. まとめ
発火事故のニュースが絶えない現代において、構造上発火しにくい全固体電池モバイルバッテリーは、「発火の恐怖を減らし、安全をお金で買える」という点で非常に価値の高いデバイスです。
【山善ビズコムで購入するメリット】
- 安心の正規販売店:メーカー保証(2年)が受けられます。
- スピード配送: 平日12時までの注文で「当日出荷(即納対象商品の場合)」に対応。急な出張前でも間に合います。
- お得なクーポン: 新規会員登録や時期によって「最大10%OFFクーポン」などが配布されており、お得に購入できるチャンスがあります。
- 法人購入にも対応: 見積り相談が気軽にできる「見積り機能」を使えば、会社の防災備蓄品としての一括導入時などはお得に購入が可能です。
これからのモバイルバッテリー選びの正解は「全固体電池」。山善が自身を持ってご紹介する「BigblueTechの全固体モバイルバッテリー」で最新の安全性を手に入れてください。
入社時期:2009年入社
部署担当:EC部門で家具・家電商品を担当
親にとって、子供の持ち物の安全性は一番の気がかりですよね。私も2人の子供を持つ親として、習い事の帰りに持たせるモバイルバッテリーには、常に『もしもカバンの中で火が出たら…』という不安がありました。
だからこそ、弊社の独自検証で『液体含有量1%未満』が証明されたこの全固体モデルを迷わず子供に持たせています。
親の安心を買うという意味でも、これ以上の選択肢はないと私が自信を持っておすすめします!