【お庭時間を快適に!】縁台の後悔しない選び方とおすすめ商品をご紹介

後悔しない縁台の選び方

「庭やベランダのスペース、もっと有効活用したいな…」 
「手軽に外でくつろげる空間が欲しいけど、本格的なウッドデッキは費用も手間もかかりそう…」
そんなふうに感じていませんか?
そのお悩み、「縁台」が解決してくれるかもしれません。
縁台は、庭やベランダに置くだけで、家の中と外をつなぐ心地よい「中間領域」を生み出してくれる優れたアイテム。子供の遊び場になったり、夫婦の語らいの場になったり、一人の時間を楽しむ特等席になったりと、その可能性は無限大です。
しかし、いざ選ぼうとすると「木製?アルミ?」「サイズはどれくらい?」「そもそも何が違うの?」と、たくさんの疑問が湧いてきますよね。
ご安心ください。この記事を最後まで読めば、以下のことが全てわかります。

  • あなたにぴったりの縁台の種類と選び方
  • 購入後の「こんなはずじゃなかった…」という後悔を防ぐチェックポイント
  • 縁台のあるおしゃれで豊かな暮らしの具体的なイメージ

そもそも縁台とは?ウッドデッキや濡れ縁との違い

「縁台」と似たものに「ウッドデッキ」や「濡れ縁(ぬれえん)」があります。
購入してから「イメージと違った!」とならないよう、まずはそれぞれの違いをしっかり理解しておきましょう。

▼縁台

縁台

移動可能な、背もたれのない屋外用の長い腰掛け(ベンチ)のこと。基礎工事は不要で、好きな場所に「置くだけ」で設置できる手軽さが最大の特徴です。

▼ウッドデッキ

ウッドデッキ

建物から庭に張り出すように作られた、木製のテラス空間。基礎工事が必要な場合もあり、リビングの延長としてテーブルや椅子を置いて食事を楽しむなど、多目的に使える広さがあります。建物の一部として扱われることが多いです。

▼濡れ縁

濡れ縁

家屋の壁に沿って作られる、雨ざらしの縁側のこと。建物に固定されており、移動はできません。ウッドデッキほど広くはなく、腰掛けたり、鉢植えを置いたりするスペースとして使われます。

▼それぞれの違いを表にまとめました。

※表は横にスライドできます。

種類 設置方法 移動 主な用途 費用感
縁台 置くだけ

可能

腰掛け、ステップ ◎ 安い
濡れ縁 建物に固定 不可 腰掛け、通路

△ 普通

ウッドデッキ 基礎工事が必要 不可 多目的スペース、ステップ

× 高い

手軽さとコストを重視するなら「縁台」が最適な選択肢と言えるでしょう。

購入前に知っておきたい!後悔しない縁台の選び方ガイド

ここからは、あなたにぴったりの縁台を見つけるための具体的な選び方を3つのステップで解説します。

ステップ① 素材で選ぶ

縁台の印象と使い勝手を大きく左右するのが「素材」です。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

▼木製

木製縁台

庭の草木との相性が抜群で、ナチュラルな雰囲気を演出したい方に最もおすすめです。木の種類によって色合いや耐久性が異なります。

1〜2年に一度、防腐・防虫効果のある屋外木部用の塗料で再塗装しましょう。表面の汚れをタワシで落とし、乾燥させた後に塗装するのがポイントです。

  • メリット

・自然な風合いで、見た目に温かみがある。
・夏場でも熱くなりにくく、冬場も冷たすぎない。
・DIYで塗装し直すなど、自分好みにカスタマイズできる。

  • デメリット

・定期的なメンテナンス(塗装など)が必要。怠ると腐食や色褪せ、ささくれの原因になる。
・アルミ製に比べると重い。
・シロアリの被害に遭う可能性がある。

  • こんな人におすすめ

・庭の景観やデザインにこだわりたい方
・DIYやメンテナンスを楽しめる方
・長持ちさせるお手入れ方法

▼アルミ製

アルミ製の縁台

モダンでスタイリッシュな住宅にマッチする、軽くて丈夫な素材です。お手入れの手間をかけたくない方に人気です。

よしずやすだれで日陰を作る、座面にすのこや布を敷くなどの工夫で、表面温度の上昇を和らげることもできます。

  • メリット

・非常に軽く、女性一人でも楽に移動できる。
・錆びにくく、耐久性が高い。
・基本的にメンテナンスフリー。汚れたら水拭きするだけでOK。

  • デメリット

・夏場、直射日光で表面が高温になりやすく、素足で座れないことがある。
・金属ならではの無機質な印象になりがち。

  • こんな人におすすめ

・お手入れの手間をかけたくない方

・縁台を頻繁に移動させて使いたい方

▼人工木・木目調

人工木製の縁台

天然木の見た目と、アルミの耐久性を両立している素材です。

  • メリット

・天然木のような見た目なのに、腐食や色褪せがほとんどない。
・ささくれやひび割れの心配がなく、お子様やペットがいても安心。
・メンテナンスフリーで、耐久性が非常に高い。

  • デメリット

・他の素材に比べて価格が高い傾向にある。
・天然木のような経年変化(風合い)は楽しめない。

  • こんな人におすすめ

・初期費用はかかっても、長く綺麗に使いたい方
・小さなお子様やペットがいるご家庭

 

▼素材別の特徴を表にまとめました。

項目 木製  アルミ 人工木
デザイン性
メンテナンス ×
耐久性
軽さ
価格
夏場の表面温度

 

ステップ② 目的・用途で選ぶ

縁台を「おうちの何に使いたいか」をイメージすると、選ぶべきタイプが見えてきます。

 

  • お庭時間を楽しみたい

スタンダードタイプの縁台がおすすめ。

スタンダードタイプの縁台

最も一般的な縁台の使い方である「お庭で過ごす時間を楽しみたい」という目的であれば、スタンダードな縁台が最適です。

シンプルで余計な機能が無い分、デザイン性も高くお庭にマッチします。

  • 収納力重視なら

縁台ではなく収納ベンチがおすすめ。

収納ベンチ

散らかりがちなガーデニング用品や、子供の外遊び用おもちゃなどをスッキリ収納できます。座面の下が収納スペースになっており、デッドスペースを有効活用できる優れものです。ただし、こちらは縁台というよりは屋外収納ベンチになります。

  • 子供の遊び場、ステップとしてなら

ステップ踏み台がおすすめ。

ステップ付き踏み台

掃き出し窓から小さなお子様やご老人がお庭に下りる際の段差を解消するステップ(踏み台)として使うなら、ステップ付きの踏み台がおすすめ。

脚にアジャスターが付いていて高さを変えられるものや、がたつきを抑えられるものを選びましょう。

また、手すりの付いているタイプもあります。

ステップ③ 設置場所とサイズで選ぶ

購入してから「大きすぎて置けなかった…」なんてことにならないよう、購入前の設置場所の採寸は必須です。

一般的なのは90cm、120cm、150cm、180cm。

掃き出し窓の幅に合わせると、室内との一体感が生まれて空間が広く見えます。

大人2人でゆったり座るなら120cm以上が目安です。

  • 奥行

30cm〜60cm程度のものが主流。

あまり大きいと庭が狭くなってしまうので、動線を邪魔しないサイズを選びましょう。

  • 耐荷重

家族みんなで座ったり、重いプランターを置いたりする場合は、必ず耐荷重を確認しましょう。

一般的には100kg〜150kg程度のものが多いです。

山善おすすめの縁台をご紹介

次に、山善おすすめの縁台をスペック比較表でご紹介します。

▼山善のアルミ縁台(スペック比較)はこちら

※表は横にスライドできます。

型番

ABT-90

ABT-120

ABT-150

ABT-180

OLE-90

OLE-120

YM-8002H

YM-8002DH

商品写真

ABT-90

商品詳細

ABT-120

商品詳細


商品詳細

商品詳細

商品詳細

OLE-120

商品詳細

YM-8002H

商品詳細

YM-8002DH

商品詳細
素材 アルミ製 アルミ製 アルミ製 アルミ製 アルミ製 アルミ製 アルミ製 アルミ製
タイプ 縁台 縁台 縁台 縁台 縁台 縁台 踏み台 踏み台
サイズ 幅 90cm 120cm 150cm 180cm 90cm 120cm 64.6cm 64.6cm
サイズ 奥行 36cm 36cm 36cm 36cm 36cm 36cm 53cm 53cm
サイズ 高さ 40cm 40cm 40cm 40cm 40cm 40cm 118cm 118cm
重量 3.5kg 5kg 6kg 8kg 4.3kg 4.8kg 4.7kg 6.2kg
耐荷重 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約80kg 約80kg
脚部アジャスター × × × × × ×
組立 組立品 組立品 組立品 組立品 完成品 完成品 組立品 組立品
折りたたみ × × × × × ×

▼山善の人工木縁台(スペック比較)はこちら

※表は横にスライドできます。

型番

PBT-90

PBT-120

PBT-150

PBT-180

OLEP-90

OLEP-120

PYM8002H

商品写真

PBT-90

商品詳細

PBT-120

商品詳細

PBT-150

商品詳細

PBT-180

商品詳細

OLEP-90

商品詳細

OLEP-120

商品詳細

PYM8002H

商品詳細
素材 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン) 人工木(ポリスチレン)
タイプ 縁台 縁台 縁台 縁台 縁台 縁台 踏み台
サイズ 幅 90cm 120cm 150cm 180cm 90cm 120cm 64.6cm
サイズ 奥行 36cm 36cm 36cm 36cm 36cm 36cm 51cm
サイズ 高さ 40cm 40cm 40cm 40cm 40cm 40cm 118cm
重量 4kg 5kg 6kg 8kg 7kg 8.6kg 9kg
耐荷重 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約160kg 約80kg
脚部アジャスター
組立 組立品 組立品 組立品 組立品 完成品 完成品 組立品
折りたたみ × × × × ×

縁台に関するよくある質問(Q&A)

  • Q. マンションのベランダに置いても大丈夫?注意点は?

A. ほとんどの場合で設置可能です。

ただし、避難経路を塞がないことが条件になります。

消防法で定められた避難ハッチの上や、隣戸との仕切り板(隔て板)の前には絶対に置かないでください。

詳しくはマンションの管理規約をご確認ください。

  • Q. アルミ製の縁台は、夏に熱くて座れないって本当?対策は?

A. 特に真夏の直射日光下では、素手で触れないほど高温になる場合があります。

対策としては、日除けシェードなどで日陰を作る、座面にすのこや屋外用のクッションを敷くなどの方法が有効です。

また、山善のHOBOKIシリーズの縁台はアルミ製などに比べて太陽光などで熱くなりにくい素材(ポリスチレン)を使用しているので安心です。

ホボキシリーズは熱くなりにくい

  • Q. 雨ざらしでも平気ですか

A. アルミ製や人工木のものは基本的に問題ありません。

木製の場合は、防腐・防虫塗装が施されていれば多少の雨は大丈夫ですが、長持ちさせるためには、使わない時は軒下に入れたり、カバーをかけたりすることをおすすめします。

まとめ

あなたにぴったりの縁台は見つかりそうでしょうか?
最後に、後悔しない縁台選びの重要なポイントをもう一度おさらいしましょう。

選ぶ際は

  • 素材選びが重要
  • 目的と設置場所を明確に

縁台は、おうちのお庭を手軽に有効活用できるアイテムです。
この記事を参考に、ぜひ最高の「お庭時間」を手に入れてください。





この記事の著者

入社時期:2009年入社

部署担当:EC部門で家具・家電商品を担当

「うちのベランダは狭いから」と、スペースの有効活用を諦めていました。

物干し竿を置くだけの殺風景な場所でしたが、この記事で紹介しているコンパクトな90cm幅の縁台を置いてみたところ、雰囲気が一変。今では夫婦で夕涼みをしたり、一人で読書をしたりする特等席です。たった一つのアイテムで、暮らしが豊かになることを実感しました。