
【2025年最新版】後悔しない!除湿機おすすめ完全ガイド|専門家が選び方から人気機種まで徹底比較
「梅雨のジメジメ、本当に嫌…」
「部屋干しの洗濯物がなかなか乾かなくて困る…」
「窓の結露やクローゼットのカビ、どうにかならないの?」
そんな悩みを抱えるあなたへ。適切な除湿機を選べば、これらの悩みは簡単に解決できます。しかし、たくさんの除湿機があるなかで、「どれを選べばいいかわからない」という方も少なくありません。この記事を読めば、あなたにぴったりの一台が見つかります!
▼お急ぎの方へ!この記事の結論とおすすめ早見表▼
除湿機の基本と種類
「除湿機って、そもそも必要なの?」そう思われる方もいるかもしれません。日本の気候は湿度が高く、特に梅雨時期や秋の長雨、冬場の結露など、一年を通して湿気対策が欠かせません。湿度が高いと、カビやダニが発生しやすくなるだけでなく、不快指数が上がり、体調不良の原因になることもあります。
除湿機は、洗濯物の部屋干しはもちろん、リビングの湿気対策、窓の結露防止など、様々なシーンで活躍し、快適な空間を保つのに役立ちます。
1. 除湿機の主な種類と仕組みを分かりやすく解説
除湿機には主に4つのタイプがあり、それぞれ除湿の仕組みや得意な季節、電気代などが異なります。ご自身の環境や目的に合わせて最適なタイプを選びましょう。
方式 | メリット | デメリット | 得意な季節 | 電気代傾向 | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|---|
コンプレッサー式 | 梅雨~夏場の高温時に高い除湿力、電気代が比較的安い | 冬場の低温時には除湿力が低下しやすい、運転音がやや大きめ | 梅雨~夏 | 〇 | 電気代を抑えたい、主に夏場に使いたい |
デシカント式 | 冬場の低温時でも除湿力が落ちにくい、軽量でコンパクトなモデルが多い、運転音が静かめ | ヒーターを使うため室温が上がりやすい(夏場は暑く感じることも)、電気代が比較的高め | 秋~冬 | × | 一年を通して使いたい、冬場の結露対策、静音性重視 |
ハイブリッド式 | コンプレッサー式とデシカント式の良いとこ取り、一年中安定した除湿力を発揮 | 本体価格が非常に高い、本体サイズが大きめ | 一年中 | △ | 予算に余裕があり、季節を問わず性能を求める方 |
ペルチェ式 | 超小型で軽量、非常に静か、安価 | 除湿能力が非常に低い、ごく狭い空間(クローゼット、下駄箱など)向け | 一年中 | ◎ | ピンポイントで狭い場所の湿気を取りたい、お試しで使いたい |
・コンプレッサー式
エアコンの除湿機能と同じ仕組みで、湿った空気を冷却して水分を結露させ取り除きます。気温が高いほど効率よく除湿でき、消費電力が少ないのが特徴です。梅雨時期や夏場の使用がメインの方におすすめです。
・デシカント式
乾燥剤(デシカント素子)に水分を吸着させ、ヒーターで乾燥させて水分を取り出します。気温に左右されにくく、冬場でもしっかり除湿できるのが強み。ただし、ヒーターを使うため室温が上がりやすく、電気代はコンプレッサー式より高くなる傾向があります。
・ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式の両方の機能を搭載し、気温や湿度に応じて最適な運転モードを自動で切り替えます。一年を通して高い除湿性能を発揮しますが、構造が複雑なため本体価格が高い傾向にあります。
・ペルチェ式
ペルチェ素子という半導体を使って冷却し結露させる方式です。小型で静音性に優れますが、除湿能力は非常に限られるため、広い部屋には不向きです。クローゼットや下駄箱など、ごく狭いスペースの補助的な除湿に適しています。
後悔しない!除湿機の選び方ガイド - 6つの重要チェックポイント
自分にぴったりの一台を見つけるための、6つの重要なチェックポイントを詳しく解説します。
前章で解説した通り、除湿方式にはそれぞれ得意な季節や環境があります。
・主に梅雨~夏に使いたい、電気代を抑えたい方 → コンプレッサー式
・冬場の結露対策や、一年を通して使いたい、静音性を重視する方 → デシカント式
・予算に余裕があり、季節を問わず常に高い性能を求める方 → ハイブリッド式
・クローゼットや下駄箱など、ピンポイントで使いたい方 → ペルチェ式
例えば、リビングなど広い空間で主に梅雨~夏場に使うならコンプレッサー式、気温が低い時期にも寝室や洗面所で衣類乾燥をしたいならデシカント式、というように、ご自身のライフスタイルや主な使用シーンを具体的にイメージすることが大切です。
除湿能力は「1日あたりに除湿できる水の量(L/日)」や「対応畳数(木造〇畳/鉄筋コンクリート〇畳)」で示されます。部屋の広さに対して除湿能力が不足していると、いつまでたっても湿度が下がらなかったり、電気代が無駄にかかったりします。
目安としては、実際に使用する部屋の広さよりも少し余裕のある対応畳数のモデルを選ぶのがおすすめです。例えば、8畳の部屋で使うなら、木造8畳以上、鉄筋16畳以上といった具合です。これにより、確実に除湿効果を実感できます。
ただし、「大は小を兼ねる」と過剰に大きな能力の機種を選ぶのは注意が必要です。
本体サイズが大きくなり設置場所に困ったり、消費電力が必要以上に大きくなったりする可能性があります。あくまで「少し余裕を持つ」程度に留めましょう。
除湿機で集めた水はタンクに溜まります。タンク容量が小さいと、頻繁に水を捨てる手間が発生します。特に梅雨時期など湿度が高い季節や、長時間連続運転したい場合は、タンク容量が大きいモデル(3L以上が目安)を選ぶと便利です。
さらに、多くの機種には連続排水機能が付いています。これは、ホースを繋いで排水することで、タンクの水を捨てる手間なく連続して運転できる機能です。浴室やシンクの近くで使う場合など排水が行える環境が近くにある場所で除湿運転する際に重宝します。
除湿機は長時間運転することも多いため、電気代も気になるところです。一般的に、コンプレッサー式は比較的電気代が安く、デシカント式はヒーターを使うため高くなる傾向があります。
・1時間あたりの電気代目安の計算方法: 消費電力(kW) × 電気料金単価(円/kWh)
※消費電力は「W」で表示されていることが多いので、1000で割って「kW」に変換します。電気料金単価は契約している電力会社やプランによって異なりますが、ここでは仮に31円/kWhとして計算します。
例:消費電力200Wの除湿機の場合 0.2kW × 31円/kWh = 6.2円/時
最近では、湿度や温度を感知して自動で最適な運転を行うエコモードを搭載した機種や、省エネ性能に優れたモデルも増えています。初期費用が多少高くても、ランニングコストを抑えられる機種を選ぶという視点も重要です。
最近の除湿機には、除湿機能以外にも便利な付加機能が搭載されているものが多くあります。
・衣類乾燥機能
強力な送風機能やスイングルーバー(風向きを変える羽)により、洗濯物を効率よく乾燥させます。「部屋干しモード」「衣類乾燥モード」などがあり、機種によってはセンサーで乾き具合を感知して自動停止するものもあります。
・サーキュレーター運転
空気循環ができるサーキュレーター運転機能を搭載している機種もあります。
お部屋の空気を循環させることで湿度ムラを軽減させることができます。
・イオン機能
メーカー独自のイオン技術で空気中の浮遊菌や付着臭を抑制する効果が期待できます。
・その他
タイマー(入/切)、湿度設定(好みの湿度をキープ)、自動停止(満水時や異常時)、キャスター(移動に便利)、内部乾燥(使用後に本体内部を乾燥させカビを防ぐ)など。
※注意点:多機能なモデルは魅力的ですが、その分価格も高くなる傾向があります。本当に自分に必要な機能かを見極め、無駄な機能にコストを払わないようにしましょう。
例えば、「衣類乾燥は浴室乾燥機を使うから重視しない」といった判断も大切です。
長く快適に使うためには、お手入れのしやすさも重要なポイントです。
・フィルター
多くの機種は2週間に1回程度のフィルター掃除が推奨されています。簡単に取り外せて水洗いできるかなどを確認しましょう。なお、10年間フィルターの交換が不要なモデルなどもあります。
・タンク
タンク内部も定期的な清掃が必要です。洗いやすい形状か、奥まで手が届くかなどもチェックしましょう。
・本体
凹凸が少なく、本体を拭き掃除がしやすいデザインだと清潔に保てます。
また、除湿機は部屋に置いて使うものなので、インテリアに馴染むデザイン性や、設置場所に合ったサイズ感も大切です。特に一人暮らしの部屋などスペースが限られている場合は、コンパクトさも重要な選択基準になります。
山善ビズコムが厳選したおすすめ除湿機をご紹介
私たちが自信を持っておすすめする除湿機をご紹介します。
※1:除湿能力は室温27℃、相対温度60℃を持続する室内で運転した時の1日あたりの数値です。
※2:除湿面積の目安は、日本電機工業会規格(JEM規格)に基づいた数値です。
ただし、壁・床の材質、部屋の構造、使用暖房器具等によって異なります。
除湿機の効果を最大限に引き出す使い方
せっかく手に入れた除湿機も、使い方を間違えると思うような効果が得られなかったり、電気代が無駄にかかってしまったりすることも。ここでは、除湿機の効果を最大限に引き出し、さらに電気代も節約できる上手な使い方をご紹介します。
1. 除湿機の効果的な置き場所は?
・部屋全体を除湿したい場合
部屋の中央付近が理想ですが、難しい場合は壁際に置いてもOKです。ただし、吸気口や排気口を塞がないように壁から少し離しましょう。
・衣類乾燥の場合
洗濯物の真下や、風が全体に当たる位置に置きましょう。サーキュレーターを併用すると、空気が循環し乾燥効率が格段にアップします。洗濯物同士の間隔を空けるのもポイントです。
結露しやすい窓際や壁際に設置します。ただし、直接窓に風を当て続けると窓が冷えすぎて逆効果になる場合もあるので注意が必要です。
2. 電気代を抑える賢い使い方
・湿度設定機能を活用
多くの機種には目標湿度を設定できる機能があります。快適とされる湿度(50~60%が目安)に設定し、無駄な運転、過剰な運転を避けましょう。
・タイマーを活用
就寝時にはタイマーを設定し、必要な時間だけ運転するようにしましょう。
・フィルターはこまめに掃除
フィルターが目詰まりすると除湿効率が低下し、余計な電力を消費します。2週間に1回程度を目安に清掃しましょう。
・部屋を密閉する
窓やドアを開けたまま運転すると、外から湿気が入り込み効率が悪くなります。除湿中は部屋をできるだけ密閉しましょう。
・サーキュレーターや扇風機との併用
空気を循環させることで、除湿効率が上がり、結果的に運転時間を短縮でき電気代の節約につながります。梅雨のムシっとした季節にはサーキュレーターとの併用がおすすめです。
3. 除湿機のお手入れ方法と頻度
・フィルター
掃除機でホコリを吸い取るか、水洗いしてください。頻度の目安は2週間に1回程度です。ただし、機種によっては水洗いできない場合がありますので必ず事前に取扱説明書をご確認ください。なお、水洗い後は十分に乾燥させてから本体に戻しましょう。
・タンク
1~2週間に1回程度、水洗い。雑菌の繁殖を防ぐため、こまめに水を捨て、乾燥させることが大切です。
・本体
柔らかい布で拭く。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後乾拭きします。
・内部乾燥機能
窓やドアを開けたまま運転すると、外から湿気が入り込み効率が悪くなります。除湿中は部屋をできるだけ密閉しましょう。
・サーキュレーターや扇風機との併用
搭載されている機種は、使用後に内部乾燥運転を行うことでカビの発生を抑制できます。
まとめ
ここまで、除湿機の基本から選び方、おすすめ商品、そして効果的な使い方まで、徹底的に解説してきました。
湿気は目に見えにくいですが、私たちの生活環境や快適な暮らしに大きな影響を与えます。適切な除湿機を選ぶことは、カビや結露、不快な部屋干しの悩みから解放され、一年を通して快適な毎日を送るための重要な第一歩です。
自分のライフスタイルに最適な除湿機を見つけ、ジメジメ知らずの快適空間を手に入れましょう!
この記事が、除湿機選びの一助となれば幸いです。