
【建築現場・DIYに!】失敗しないガレージライトの選び方&おすすめ商品
建築現場、ガレージ、駐車場の照明で下記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「暗くて作業しにくい…」
「手元が見えづらい…」
適切なガレージライトを選ぶことは、安全性や作業効率を高め、ガレージの雰囲気を向上させたりするためにも非常に重要です。
「ガレージライト」と一口に言っても、その種類や機能は様々で、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、ガレージライトの種類、失敗しない選び方のポイント、おすすめ商品までを網羅的に解説します。
これを読めば、あなたのガレージにぴったりの最適な一台がきっと見つかります。
ぜひ最後までお読みください。
ガレージライトの種類を徹底解説!特徴を知って目的を明確にしよう
まずは、ガレージでよく使われる照明の種類を知り、あなたのガレージでどんな用途で使いたいかをイメージしてみましょう。種類によって適した場所や目的が異なります。
1. 天井付けシーリングライトタイプ
ガレージ全体の明るさを確保するためのメイン照明として最も一般的なタイプです。
・特徴
天井に直付けまたは配線ダクトレールなどに設置。広範囲を照らせる
・メリット
ガレージ全体の明るさを確保しやすい。配線が見えにくいスッキリした見た目のものが多い
・デメリット
設置には電気工事が必要な場合がある。配線器具が必要
・適した場所・用途
ガレージ全体照明、駐車スペース
2. センサーライトタイプ
人の動きや周囲の明るさを感知して自動で点灯・消灯するタイプです。防犯目的や、車の出入り時など一時的に明るさが欲しい場所に最適です。
・特徴
人感センサー、明暗センサーなどを搭載。自動でON/OFF
・メリット
防犯効果が高い。消し忘れがなく省エネ。暗い中でスイッチを探す必要がない
・デメリット
意図しないタイミングで点灯したり、センサー範囲から外れると消灯したりすることがある
・適した場所・用途
出入口、敷地の境界付近、夜間に一時的に使用する場所
3. ソーラーライトタイプ
太陽光を利用して発電・充電し、夜間に点灯するタイプです。電源の確保が難しい場所や、配線工事をしたくない場合に非常に便利です。
・特徴
ソーラーパネルで発電、バッテリーに充電。配線不要
・メリット
電気代がかからない。コンセントがない場所や屋外に設置できる
・デメリット
天候に左右される(曇りや雨の日は充電不足になりやすいなど)。コンセント式に比べて明るさが足りない場合が多い。製品寿命がバッテリーの寿命に影響される
・適した場所・用途
独立したガレージ、カーポート、屋外の壁面、AC電源の使えない場所
4. 投光器タイプ
必要な場所をピンポイントで明るくしたい場合や、作業する際に手元を照らしたい場合に活躍します。持ち運びや設置場所の変更が容易なのが特徴です。
・特徴
クリップで挟む、スタンドで自立、マグネットで固定など、設置方法が多様。特定の方向を強く照らせる
・メリット
必要な場所だけを効率的に照らせる。移動が容易。簡易的な作業スペースに便利
・デメリット
コードが邪魔になることがある
・適した場所・用途
作業台、点検ピット、趣味のスペース、非常用、道路工事現場、建築途中の建物内
失敗しない!ガレージライト選び方 6つの重要ポイント
様々な種類があるガレージライトの中から、ガレージ、作業場、工事現場に最適な一台を選ぶためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
カタログスペックだけでは分からない、現場で役立つ選び方の視点をご紹介します。
1. 必要な「明るさ」の目安(ルーメン)の確認
照明器具の明るさを示す単位には「ルーメン(lm)」があります。
ルーメン(lm)とは
光源が放つ光の総量(光束)を示す単位です。数値が大きいほど、そのライト自体が「明るい」と言えます。
ガレージの広さ別の推奨ルーメン目安表
ガレージの広さ(目安) | 推奨ルーメン(lm)目安 |
---|---|
1台駐車スペース (~8畳程度) | 2000-4000lm |
1台駐車+αスペース(~10畳程度) | 3000-6000lm |
2台駐車スペース (~16畳程度) | 4000-8000lm |
DIY・本格的な作業、建築現場など | 6000-10000lm以上 |
※上記はあくまで目安です。壁や床の色、設置高さ、ライトの数によって必要なルーメンは変動します。参考程度にお考え下さい。
2. 電源方式で選ぶ(AC電源、ソーラー、電池、充電式)
ガレージにどのような電源があるか、あるいは配線工事が可能かどうかによって、選べる電源方式は変わってきます。
● AC電源式
・メリット
最も安定して高い明るさを得られる。ラインナップが豊富。
・デメリット
ガレージ内にコンセントが必要。配線が剥き出しになる場合はモールなどで処理が必要。
●ソーラー式
・メリット
配線不要、電気代ゼロ。屋外設置に強い。
・デメリット
設置場所に日光が当たる必要がある。天候や季節によって明るさや点灯時間が変動する。AC電源式より明るさは足りない傾向。
●乾電池式
・メリット
配線不要。設置場所を選ばない手軽さ。非常時にも使える。
・デメリット
電池交換の手間とコストがかかる。明るさや点灯時間は限定的。
●充電式
・メリット
持ち運び可能。繰り返し使える。
・デメリット
事前に充電が必要。充電が切れると使えない。
「工事不要」の照明とは?
「工事不要」と記載されているガレージライトは、主に以下のタイプを指します。
・E26/E17口金対応:既存の電球ソケットにねじ込むだけで取り付けられるタイプ。
・コンセントプラグ付き:家庭用コンセントに差し込むだけで使えるタイプ(クリップライト、スタンド式投光器など)。
・電池式・ソーラー式:配線自体が不要なタイプ。
3. 屋外・屋内の設置場所で選ぶ(防水・防塵性能)
ガレージは屋外とつながっていたり、湿気やホコリが発生しやすい環境です。設置場所に応じて適切な防水・防塵性能が必要かどうかも確認しておきましょう。
●IPコードとは?
「IP〇〇」と表示され、左の数字が「固体(塵や粉塵)に対する保護等級」(0~6)、右の数字が「液体(水)に対する保護等級」(0~8)を示します。
数値が大きいほど保護性能が高いことを示します。
●IPコード目安
・屋内ガレージ
ほとんどの場合、IPは不要です。ただし、ホコリの多い場所などの場合はIP20以上あれば一般的な使用には問題ありません。
・半屋外ガレージ・カーポート下
雨や水しぶきがかかる可能性があるため、IP44以上を目安にしましょう。
・完全に屋外に設置
風雨にさらされる場合は、IP65以上の高い防水・防塵性能が必要です。
屋外や水濡れの可能性がある場所に不適切なライトを設置すると、故障や漏電、火災の原因となる危険があります。必ず設置場所に合ったIPコードの製品を選んでください。
4. 機能性で選ぶ(角度調整、調光・調色、角度調整、センサー、リモコンなど)
利便性や快適性を高める機能にも注目しましょう。
・角度調整
ガレージや作業場、建築現場、工事現場などではあらゆる角度に調整できる必要がある場合があります。柔軟な角度調整機能があるとガレージライト導入後にライトが当たらないといった心配も軽減できます。
・調光・調色機能
明るさ(調光)や光の色(調色:昼光色~電球色)を調整できる機能。作業内容や時間帯に合わせて光を調整したい場合に便利です。
・センサー機能
人感センサーで自動点灯・消灯。明暗センサーで周囲が暗くなったら動作開始。防犯や省エネに役立ちます。
・リモコン操作
・離れた場所からON/OFFや明るさ調整ができると快適です。
5. 取り付け方法と設置の可否
前述の電源方式とも関連しますが、自分で簡単に取り付けたいのか、あるいは専門業者に依頼する予算と計画があるのかによって選ぶべきライトが変わります。E26口金タイプやAC電源式、電池式、マグネット・クランプ式のものは比較的簡単にDIYできます。天井に直付けするタイプや、新たな配線が必要な場合は、安全のためにも専門業者(電気工事店)に依頼しましょう。
6. デザインと価格帯
前述の電源方式とも関連しますが、自分で簡単に取り付けたいのか、あるいは専門業者に依頼する予算と計画があるのかによって選ぶべきライトが変わります。E26口金タイプやAC電源式、電池式、マグネット・クランプ式のものは比較的簡単にDIYできます。天井に直付けするタイプや、新たな配線が必要な場合は、安全のためにも専門業者(電気工事店)に依頼しましょう。
山善おすすめガレージライトのご紹介
光の角度調整が自由自在にできるガレージライト「GL3-0500/GL5-1000」
【おすすめポイント1】
光の角度調整を自由自在に調整可能。ガレージライト設置後に光の当たり具合の調整が必要となった場合でも対応可能です。
【おすすめポイント2】
E26ソケット配線器具に直接取り付け可能。天井から全体を照らすことができます。
【おすすめポイント3】
ルーメン(lm)は5000lm、10000lmの2種類からガレージの広さに合わせて選べます。
【おすすめポイント4】
専用三脚を使えばスタンド式ガレージライトとしても使える。E26ソケット配線器具の無い環境でも使用できます。
比較表
まとめ
機能や性能だけでなく、ガレージの雰囲気や他の設備との調和を考えてデザインを選ぶのも大切です。無骨な作業灯風、個性的な特殊ライトなど様々です。価格帯も幅広く、簡易的なものなら数千円から、高性能なものやデザイン性の高いものだと数万円以上するものもあります。予算と相談しながら、必要な機能とデザインのバランスを見つけましょう。初期費用だけでなく、電気代やメンテナンスコスト(電池交換など)といったランニングコストも考慮に入れると良いでしょう。