業務用スポットクーラーの選び方とおすすめ3選
【2025年最新版】
【2025年最新版】
業務用スポットクーラーは、工場や倉庫、厨房などの高温環境での作業を快適にするための必須アイテムです。
本記事では、業務用スポットクーラーの基本知識から選び方、最新のおすすめ製品ランキング、メーカー別比較、実際の使用例、よくある質問までを網羅的に解説します。
業務用スポットクーラーとは？
1-1. 業務用スポットクーラーとは？
業務用スポットクーラーは、特定の場所や人を集中的に冷却するための移動式冷房機器です。
一般的なエアコンとは異なり、部屋全体を冷やすのではなく、必要な箇所のみを効率的に冷却します。
そのため、工場や倉庫、厨房など、広い空間や部分的な冷却が求められる環境での使用に適しています。
エアコンとの違い
一般的なエアコンは、室内機と室外機が分かれており、室外機を通じて熱を外部に排出します。
一方、業務用スポットクーラーは一体型で、冷風を吹き出すと同時に排熱も行います。
そのため、排熱を適切に処理しないと、室内の温度が上昇する可能性があります。
多くのスポットクーラーには排熱ダクトが付属しており、これを利用して熱を室外に排出することで、効果的な冷却が可能です。
1-2. 業務用スポットクーラーのメリット
1. 工事不要で電源を入れるだけですぐに使用が可能
2. 移動が簡単
3. ピンポイントでの冷却できる
4. コストパフォーマンス◎
5. メンテナンスが簡単
業務用スポットクーラーの選び方
2-1. 冷却能力（kW）
工場や倉庫、現場の使用環境の広さや温度条件に応じて、適切な冷却能力を選択することが必要です。
一般的に、冷却能力が高いほど広い範囲を冷やすことができますが、消費電力も増加します。
製品の仕様を確認し、使用環境に適したものを選びましょう。
| 冷房能力 (kW) | 推奨使用環境 | 主な用途 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1.5kW以下 | 小規模スペース、個人作業スペース、キッチンなど | 個人用冷却、局所的な暑さ対策 | 低消費電力で手軽に使用可能。 |
| 1.6kW～2.5kW | 小型倉庫、工場の作業ブース、小規模イベント会場など | 作業員のスポット冷却、小規模スペースの温度管理 | 一般的な単相100V電源で使える製品が多い。 |
| 2.6kW～4.0kW | 中規模工場、厨房、大型イベント会場など | 人員の多い作業エリアの冷却、大型機械周辺の温度調整 | 冷却能力が高く、連続運転にも適している。 |
| 4.1kW以上 | 大型工場、倉庫、屋外作業場など | 複数人が作業するエリアの広範囲冷却 | 三相200V対応機種が多く、強力な冷却能力。 消費電力も大きい。 |
2-2. 排熱方法
業務用スポットクーラーは冷却時に熱を発生させるため、適切な排熱処理をしないと十分な冷却効果が得られません。
以下のポイントを押さえて、効率的に排熱を行えるかどうか購入前に事前に確認しておきましょう。
排熱の基本
業務用スポットクーラーは「冷気を前方へ」「熱を後方へ」排出する仕組みです。
排熱を適切に逃がさないと、室温が上がるため、効果が半減します。
屋内使用時は、排熱ダクトを使って屋外に排出するのが基本です。
屋外まで距離のある場所で使用する場合などは延長ダクトを追加で購入することをおすすめします。
排熱方法と適した環境
| 排熱方法 | 適した環境 | ポイント |
|---|---|---|
| 屋外への直接排熱 | 倉庫・工場・屋外イベント | 排熱ダクトを使用し、壁や窓から外に排熱する。 |
| 排気ファンと併用 | 換気が悪い室内（厨房・オフィスなど） | スポットクーラー単独では排熱がこもるため、強制換気と併用。 |
2-3. 三相200Vの業務用スポットクーラーを選ぶ際の注意点
三相200Vの業務用スポットクーラーを選ぶ際は以下を事前に確認しておく必要があります。
・電源環境の確認
・設置場所の配線・コンセント形状
・冷却能力と使用面積の適合
・排熱処理の確保
・運用コストの検討（消費電力が大きいため電気代なども考慮する必要がある）
・スポットクーラーの移動頻度
2-4. 移動のしやすさ
キャスターやハンドルの有無は、スポットクーラーの移動性に大きく影響します。
作業員の作業範囲によっては頻繁に移動させる必要がある場合があります。
キャスターで移動のしやすいスポットクーラーを選びましょう。
2-5. 静音性と省エネ性能
業務用スポットクーラーは高出力のため、稼働時の騒音レベルが重要になります。
特に、オフィスや病院などの静かな環境で使用する場合は、静音設計のモデルを選ぶと良いでしょう。
また、省エネ性能も重視すべきポイントです。電気代を抑えたい場合は、消費電力も併せて確認しておきましょう。
山善ビズコムおすすめの業務用スポットクーラー
| 型番 |
TSA-Y29-2
|
SSA-Y25-2
|
MSA-Y18
|
|---|---|---|---|
| 販売価格 | 78,800円 |
59,800円 |
47,800円 |
| 本体サイズ | 幅40×奥行43×高さ85.5cm | 幅40×奥行43×高さ84.5cm | 幅46.5×奥行27×高さ57cm |
| 重量 | 37kg | 36.5kg | 23kg |
| 電圧 | 100V | 100V | 100V |
| 消費電力(50Hz) | 強880W、弱840W | 強970W、弱860W | 600W |
| 消費電力(60Hz) | 強1090W、弱1040W | 強1230W、弱1090W | 740W |
| 冷房能力(50Hz) | 2.6Kw | 2.2Kw | 1.7Kw |
| 冷房能力(60Hz) | 2.9Kw | 2.5Kw | 1.8Kw |
| 騒音値(50Hz) | 強62dB、弱58dB | 強65dB、弱60dB | - |
| 騒音値(60Hz) | 強63dB、弱57dB | 強66dB、弱59dB | - |
| 冷媒 | HFC-R410A | HFC-R410A | HFC-R410A |
| ドレンタンク容量 | 4L | 4L | 3L |
| 電源コード | 2.0m | 2.0m | 2.0m |
| 排熱ダクト | 〇 | 〇 | × |
| キャスター | 〇 | 〇 | 〇 |
| 送風ダクト数 | 2 | 1 | 1 |
有償設置サービスで大量購入時も安心
工場や倉庫などに業務用スポットクーラーを導入した後、次に課題となるのが設置作業です。
重さ30kg以上もあるスポットクーラーを、広い工場内の複数箇所に開梱・設置するのは非常に手間がかかります。
山善ビズコムでは、こうしたお客様の声にお応えし、「設置サービス」をご用意しています。
有償のサービスではありますが、「配送」「開梱」「指定場所への設置」「廃材回収」までを一括してお任せいただけます。
また、「まとめ買い」のご相談も承っております。
業務用スポットクーラーのよくある質問（FAQ）
Q1：業務用スポットクーラーはどのような場所で使用できますか？
A：工場や倉庫、厨房、オフィスなど部分的な冷却が必要な場所で使用できます。ただし、排熱処理を適切に行う必要があります。
Q2：スポットクーラーの設置に特別な工事は必要ですか？
A：基本的に工事は不要ですが、使用環境によっては延長排熱ダクトの設置が必要な場合があります。
Q3：一般的なエアコンと比べて電気代は？
A：使用時間や冷却能力によりますが、スポットクーラーは冷却範囲が限定的なので、通常のエアコンより電気代は抑えられることが多いです。
Q4：ノンドレンタイプとドレン排水タイプの違いは？
A：ノンドレンタイプは水を蒸発させるため排水不要ですが、湿度の高い環境では水が溜まりやすいです。
Q5：スポットクーラーの移動は簡単ですか？
A：本記事で紹介しているスポットクーラーは、いずれもキャスターが付いており、移動が簡単です。
まとめ
業務用スポットクーラーは設置工事不要で手軽に使えるので、工場や倉庫など現場の暑さ対策には最適の製品です。
使用環境に応じて適切な冷却能力、スペックを選ぶことが重要です。
今年の夏は職場の使用環境に適したスポットクーラーを選び、快適な作業環境を手に入れましょう！
